瑞穂区の見所・史跡散策路
区内には縄文文化のタイムマシーンである貝塚と多くの古墳がある。この地域が早くから開けた地であることを証明している。山崎川沿いに、キャンプサイトから定住への移行が確認でき、「あゆちの水」の存在も見逃せない。多くの古墳からはこの地に有力な豪族の存在をうかがわせ、銅鐸も発見されている。

鎮守の森と里道
旧・愛知郡で二番の人口を持った瑞穂村の高田、本井戸田(津賀田を含む)、大喜は古くからの大集落で、新堀川(旧・精進川)と山崎川に挟まれ、笠寺から御器所につながる台地にあり、多くの古墳や城跡もあります。北部の高田、中部の北井戸田大喜、とともに熱田神宮の影響下にあり、参拝宮道と同時に名古屋御城下への農産物供給地。南井戸田は、古くは鎌倉街道も確認でき、東海道鳴海宿、笠寺宿から北上する分岐点でもある。残念ながら名古屋市併合時に区画整理され、直線道路が敷かれ池が埋められ無味乾燥な風景ですが、旧村内と思われる地域には僅かながら鎮守の森や里道が残っていて楽しい散策ができます。
中根は天白川流域文化に属し、古墳跡から弥生時代の青銅器・銅鐸も発見されている。高低差を生かした中根三城が築かれ、御城下の防衛最前線にあたります。

市大病院東の道を南に享栄高校、名古屋女子大中・高あたりまで確認できる塩の道です。南区の星崎あたりで製造された塩を信州まで運ぶための集積地(現・古出来町)まで運ぶ街道でした。

区役所を東に進むと、山崎川の風情溢れる桜並木の道にでる。全国有数のさくらの名所で、瑞穂グラウンドから北上し、石川橋まで片道2.5Kmの散策路が整備されている。残念ながら石川大橋から北は、98年の台風で土手崩落があり、改修工事中でさくらの古木も枝打ちされ見る影もない。
瑞穂区で暮らす生活便利帳です。