南門から
早朝の厳かな南門です。
珍しい光景に遭遇!榊交換中・・・。
掃き清められて行く参道。

上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
 本宮相殿(あいどの)に祀る宮簀媛命(みやすひめのみこと)の父君である尾張国造「乎止與命(おとよのみこと)」をお祀りしています。この社の脇に、大国主社(おおくにぬししゃ・大黒様)事代主社(ことしろぬししゃ・恵比寿様)をお祀りしていることから、広く「えびすさま」とも呼ばれています。又、当社のことを俗に「知恵の文殊(もんじゅ)さま」ともいいならわし、古くから知恵の神様として崇敬する人が多く、受験シーズンには若者で境内は賑わいます。尚、当宮の数多くある特殊信仰の内、当社の「名氏子(なうじこ)」は特に信仰が篤く珍しいものです。これは、新生児の名前をつける際に、神託により名前の1字を神様から戴くというもので、命名(めいめい)祈祷として毎日奉仕しています。その文字を元に名付けをされたお子様は、名氏子として氏名が永久保存され、毎年11月15日、無事成育を感謝する名氏子祭が執り行われます。
鳥居より上知我麻神社を望む。
境内

別宮・八剣宮(べっくう・はっけんぐう)
 元明天皇和銅元年(708)9月9日に勅命により神剣をつくり、境内に社を建てて、これをお納め祀ったことが御鎮座の創始であります。建築様式をはじめ、年間の祭典・神事に到るまで全て本宮に準じて執り行われます。古来より武家の信仰が殊に篤く、天正3年織田信長は長篠に出兵の際社殿の修造を命じ、又慶長4年家康は拝殿・回廊・築地の修造を、貞享3年将軍綱吉は本殿の造替を行った等の記録が残っています。本宮の参拝を終えられたら、少し足を伸ばして是非参拝されることをお勧めします。
太郎庵椿(たろうあんつばき)
別宮境内にある樹齢300年を越える淡紅の花をつけるやぶ椿の一種で、江戸中期古渡に住む高田太郎庵という茶人が、愛好したのでこの名があります。
 全国的に数少ない銘木で11月末から3月まで咲き、開花の時期が長いことでも知られます。全国的な茶所名古屋の熱田にふさわしい物語の椿です。

摂社 南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
 
疫病退散を願う「京都祇園まつり」で有名な八坂神社のご祭神と同じ素盞嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りし、6月5日を祭日として南新宮社祭を行っています。当神宮唯一の丹塗りの社殿です。
日割御子神社(ひさきみこじんじゃ)
孫若御子神社(ひこわかみこじんじゃ)