大滝を中心に飛瀧神社、熊野三山の一つ熊野那智大社、西国三十三ヶ所一番札所の青岸渡寺があり信仰の聖地である。古くから修験の聖地で、10世紀からは熊野詣がはじまり、信長に焼き討ちされ、秀吉により再建されるも、明治の廃仏毀釈で本堂を残すのみとなる。
2003年8月お盆の途中下車・那智の滝
2003年8月15日:雨の大滝も一興と「那智の滝」を訪れました。
まずは青岸渡寺から三重塔と大滝。雨のお陰で霧がかかり、水量もたっぷりで迫力があります。高さ133m幅13mの滝はどこからでも良く見えます。
滝壺のお滝拝所から大滝を望む。飛沫がはじけ、霧を湧き立たせる滝はもちろん飛瀧神社のご神体である。
三重塔から滝をバックに。滝壺では延命長命水をいただきます。熊野の火祭りは下の階段を青年達が松明を掲げてかけおります。右の坂道は熊野古道に続く道です。
熊野那智大社:熊野夫須美大神を主神に1581年、秀吉によって再建された。守り神の三本足のヤタガラスも祀られていた。
青岸渡寺:麓の補陀楽山寺と同様、裸形上人が開いたといわれ、秀吉の再建後も熊野詣でで栄えたが明治の廃仏毀釈で入母屋作りの本堂を残して、ほとんどが失われた。途中の三重塔からは滝の全貌を望むことができる。