高野山の魅力を徐々にお伝えできたらと思います。
高野山について
 弘法大師とは、平安初期の僧の空海のことをいう。空海は、真言宗の開祖。遍照金剛(へんじょうこんごう)ともよばれ、俗に「お大師さま」の呼び名でしたしまれている。天台宗の開祖の最澄とともに平安仏教を代表する僧であり、三密とよばれる行を実践して大日如来と一体化することで現世での成仏をめざす即身成仏が可能であるとの教えを説いた。

 空海は、経典の研究ばかりをおこない人々の救済をおこたっていた奈良仏教を批判し、即身成仏思想を強調した。また、「十住心論」でしめした人間の心や菩提(ぼだい)心の展開をまとめた思想は、日本仏教全体に深い影響をあたえた。空海が遍歴したといわれる各地には弘法大師信仰が生まれ、弘法清水、大師の杖立(つえたて)柳などがのこっている。四国八十八カ所の巡礼も、この大師信仰から生まれたものである。


 818年11月、空海は高野の峰を目指して旅立ちました。819年3月には完成した寺の名前を「金剛峯寺」と名付けました。金剛峯寺の形式は、空海独自の考えに基づくものでした。しかし、この寺は私的な寺で、しかも都から遠いため工事がなかなか進まず、この伽藍が完成するのは約70年後のことでした。なかなか造営がすすまない金剛峯寺に対して空海は832年8月、高野において万灯万華の法会(まんどうまんげほうえ)をおこないました。これはたくさんの灯明とたくさんの華で仏をたたえ、仏の助けをかりて早く伽藍を完成させたいという願いがこめられていました。

弘法大師空海につてのLINK
高野町のページ
総本山金剛峰寺のページ
四国八十八霊場の入門から
基礎知識から詳細マップ
全国霊場案内
インパク四国パビリオン