針名神社:秋葉山麓にあるこの神社は、延喜式内社で尾治(張)氏の末えい尾治の針名根連の命を祀る神社である。針名根の命は、当時の尾張の国を支配した。併神として、大巳貴命、少彦名命を祀っている。なお応神天皇の八幡社を明治42年に合祀している。創建は、延喜年間(900年頃)作成の『延喜神名帳』に、従三位針名天神と記載されているところから、それ以前と思われる。その後、慶長年間(1612年頃)に、約800m北の元郷から部落と共に移された。また、ちょうちんともしの行事が、昭和57年、50年ぶりに復活した。因みに、犬山市の針綱神社は、針名根の命とその父君の尾綱根の命を祀っている。 |
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秋葉山慈眼寺:大同4年(809)、京都御所炎上のとき、遠州の三尺坊尊が火災を鎮めるため京へ上り、その帰路当地に立ち寄り「鎮防火燭」の真筆を残された。これによって創建されたのである。その後、永禄3年(1560)織田信長が桶狭間の合戦の折、この山に祈願して勝利を得たので、三尺坊の尊像を奉納した。現在までも、神仏混淆の珍しいお寺で、神仏の行事が修行されている。参通には、藤棚としだれ梅、ぼたん桜の並木がある。なお、毎年12月16日に火渡り神事が行われる。
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陶製の常夜燈や大太鼓、石仏などがある珍しいお寺であり、神社でもある。 |
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