正保4年(1647)、藩営で始められた熱田新田の干拓は、慶安4年(1651)縄いれ(検地)が行われた。土地を一番割から三十三番割までに区画し、区画された各番割に西国三十三か所観音に擬した観音を配置し、その土地の守護仏としたのがこの番割観音である。一番割から九番割までは熱田区にある。
百曲街道 
この街道は、慶安2年(1649)、熱田新田の干拓が行われた後、この新田の北側に自然にできた道路である。そのため、くねくね曲がっており、「百曲街道」と呼ばれるようになった。
正徳神明社と20番割観音堂
21・22・23番割観音堂 24番割観音堂 25番割観音堂
26・27・28番割観音堂 29・30・31・32・33番割観音堂と百曲街道
明正神明社:祭神は天照大神。村の氏神として、安永8年(1779)9月22日勧請した。荒子川風情

小碓神明社
祭神は天照大神。村の氏神として、寛文9年(1669)8月16日勧請した。寛政年間(1789〜1800)に作られた神楽は、毎年名古屋まつりに参加している。
当知神明社
祭神は天照大神。当知新田(始め甚兵衛新田)干拓の頃、勧請したといわれ、初め庄内川の近くに祀られた。昭和52年現在地に移転した。毎年、名古屋まつりに参加している神楽は、「弘化四年(1847)八月吉日錺屋佐助」とあり、当初は白木作りであったが、明治20年の修理のとき金箔がつけられたといわれている。

戻る  NEXT