金山は英国人作家イサベラ・バードが1878年(明治11年)に訪れ、「日本奥地探検」でロマンチックな雰囲気な街並みと著した場所です。村山地区は寒暖の差が大きく、川霧がたちこめるため、そばの栽培に適した条件を備え、最上川三難所そば街道、大石田そば街道、尾花沢そば街道とそばの名所です。
金山の街並み・大石田
2003年4月25日:酒田を後に一路最上川を遡る。新庄経由で北上、やがて金山の独特な住宅様式の街並みがあらわれる。街路を抜けた町外れを標識にそって山中へ。やがて「谷口がっこそば」を発見。廃校になった小学校を利用したそばやで、なんとも味わいぶかげな外観に意気込んで駐車。ところが、営業日は土日のみ。当日は金曜日、今夜は眠れそうも無い。
娘になぐさめられ次善の策、大石田次年子の「そば街道」を目指す。ここはそばに詳しい知人に教えられていた場所で余裕があれば寄ろうかとリストアップしておいた。途中、雪で通行止めだったりしながらも、迂回してなんとかたどりつきました。
七兵衛そば:そばは食べ放題に山菜や漬物などが付く。ピリッと辛い大根汁にツユを好みに合わせ調合。初めての味でしたが無事お代わりもして満腹。娘は新鮮すぎるネギの強烈さに辟易となった様子。
「五月雨を あつめて早し 最上川」の句はこの地です。
鳴子温泉・尿前(しとまえ)の関 奥の細道に「蚤虱 馬の尿(ばり)する 枕もと」の句がある。鳴子の湯から出羽の国に越えんとし、昔から人通りの少ない街道で、関守に怪しまれ厳しい詮議をされる。やっと日暮れに関を越し、山をのぼって封人の家を見かけて宿を求めた。

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