八事の交差点から、ジャスコの交差点を南へ、東海銀行沿いに西へいくと「五社宮」、「高照寺」がある。又、閑静な「旧道」を行くと、飯田街道に出合う。左手に折れてからしばらくいくと千手観音を残す「浄久寺」。道の左右の石材店を見ながら八事へ。「仏地院」から桜や藤の花が咲く頃は特に美しい、安産と子どもの守護神として知られる「塩竈神社」・「御幸山公園」まで坂道を往く。
塩竈神社:祭神は塩土老翁命(しおづちのおじのみこと)。弘化年間(1844〜1847)の頃、天白村の豪農山田善兵衛が陸奥国国幣中社塩竈神社から分霊を賜り、奉祀したことにはじまる。神社には、市の保存樹で樹齢百数十年という藤の老木があり、見事な薄紫の花を咲かせる。安産と子どもの守護神として参拝者が多く、桜の頃の護児祭は特に賑わう。

八事神社:祭神は応神天皇など3祭神を併祀。この宮は、正八幡宮と一之御前社、高峯大明神の三社を合祀して、明治43年4月25日に現在地に建立され、名称も八事神社と改められた。おひまちの時などに力を競った「力石」や、地元の人たちが芝居を演じたという能舞台風の拝殿がある。

植田八幡社:天白川と植田川の合流点で旧道に面し、地蔵堂の向かいに植田八幡社があり、前方後円墳と言われた。