中山道十一宿のうち北から2番目の難所の鳥居峠を控えた宿場町。かつては街道を行き交う旅人で栄へ、その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残り、時代を超えた風格が感じられます。
2003年5月29日:奈良井宿ではJR奈良井駅前に車を置き、街道を散策します。久方の晴れ間、まぶしいくらいの新緑の中、瞬間的にタイムスリップして、猥雑でひなびた街道体験が楽しめます。
道端の道祖神は信州特有のスタイルで微笑ましく、豊富な水場に生活を感じさせます。鍵の手は軍事目的のため。
昼食は「こころ音」のそばをいただきました。5月初めのオープンですが周囲の町並みに溶け込んだ店作りで、落ち着いた雰囲気で自慢の十割そばを食べさせます。付け合せのゼンマイ、ワラビと山菜のてんぷらは逸品でした。
木曽の大橋で記念写真は定番でしょう。