860年比叡山延暦寺の別院として慈覚大師により創建。室町末期に戦火にあい、1543年再建復元。山門から奥の院まで石段が続き、そそり立つ岩肌に修行堂が張り付く姿は感銘を覚える。
「閑けさや 岩にしみいる せみの声」の舞台です。
あらきそば・立石寺(山寺)
2003年4月23日:松島から山寺目指して高速道路経由で寒河江から村山へ、取りあえず腹ごしらえと大石田そば街道の「あらきそば」をいただきました。茅葺屋根が心をはやらせ、いたずらに胃袋を刺激します。かの地は箱そばで、付け合せの漬物、炊いた鰊もおいしくて、そばも野性的で大満足でした。
雨模様のため図らずも幽玄を思わせる写真に仕上がりました。自画自賛。なんといってもさくらが満開。芭蕉と曾良の像が象徴するように奥の細道の舞台である。「せみ塚」もあり、いやでも気分を盛り上げる。
娘は途中で登頂拒否するも、せっかくだからとなだめすかし奥の院まで大汗で石段を登り終え、帰路はまったくの幽玄の世界。この絶景を見よ、思わず心が洗われ合掌。彼女は高橋克彦ファンで、小説の舞台に立ち感激、ケータイでパチリパチリと撮り、方々へ写真を送りつけご満悦でした。