旬を賞味する「たけのこ」   

たけのこの土佐煮 

たけのこ皮付き(または、水煮1本)  1本
花カツオ               20g

だし カツオと昆布だし(粉末だしのもとでも可)  カップ  1
ミリン                      大さじ  2
淡口醤油                     大さじ  2
酒                        大さじ  2
(好みで砂糖を加えてもよい)砂糖・グラニュー糖  小さじ  1

たけのこはぬかで1〜2時間アク抜きをする。まず、皮付きのたけのこの穂の先端を芯の白い部分が出るぐらい切り落とす。皮を2〜3枚はぎ、白い部分まで包丁で切り目をいれて、ゆっくりと湯がく。串で芯までささる程度になったら、そのまま冷まして一晩おく。たけのこが大きいようなら、縦半分にきってもよい。翌日水洗いして、水につけて2〜3日は保存がきく。たけのこを縦に切ると、白い粉状のものが付着しているが問題ない。


穂とじくの部分を食べやすく切る。じくがあまり固いようなら、たけのこの炊き込みご飯に利用するのもよい。
たけのこのじくの部分を鍋の下にしき、穂の部分をのせ、だしを半分強入れ、他の調味料も加え、中強火で、おとしぶたをして炊く。汁気が半分くらいになったら、花カツオをひとつかみ入れて、汁気がほぼ無くなるまで煮しめる。
器に盛り、あれば木の芽を天盛りすれば、より春らしくなるが、木の芽は値段もはり、残ると案外早くしおれて悪くなる。家庭料理だからあえて乗せる必要はない。


ポイント:筍は土佐煮と同じような「オリーブ煮」や「筍の木の芽和え」「筍炊き込みご飯」や色々春の味わいを楽しめる。ワカメやイカ・うどなどともよく合う。
和食の盛り付けの基本は左後ろを高く盛り、右下に向かって低くする。また、小鉢などは中央を高く盛り上げるのが見た目もよいようだ。同時に何でもよいから、緑色の野菜類をそえるとらしくなる。菜花のお浸しの一部を添えたりすると色合いもきれいになる。
器:萩好み