たけのこはぬかで1〜2時間アク抜きをする。まず、皮付きのたけのこの穂の先端を芯の白い部分が出るぐらい切り落とす。皮を2〜3枚はぎ、白い部分まで包丁で切り目をいれて、ゆっくりと湯がく。串で芯までささる程度になったら、そのまま冷まして一晩おく。たけのこが大きいようなら、縦半分にきってもよい。翌日水洗いして、水につけて2〜3日は保存がきく。たけのこを縦に切ると、白い粉状のものが付着しているが問題ない。
穂とじくの部分を食べやすく切る。じくがあまり固いようなら、たけのこの炊き込みご飯に利用するのもよい。 たけのこのじくの部分を鍋の下にしき、穂の部分をのせ、だしを半分強入れ、他の調味料も加え、中強火で、おとしぶたをして炊く。汁気が半分くらいになったら、花カツオをひとつかみ入れて、汁気がほぼ無くなるまで煮しめる。 器に盛り、あれば木の芽を天盛りすれば、より春らしくなるが、木の芽は値段もはり、残ると案外早くしおれて悪くなる。家庭料理だからあえて乗せる必要はない。