ふろふき大根 

ダイコン         1本
木の芽          適宜

味噌2〜3種    大さじ  4
砂糖         大さじ  3
酒           カップ  1/2

中国からの野菜が何品か緊急輸入制限されるようだ。値段の安いのは助かるが、やっぱり食べるものは自給自足が原則。
少し高くても、家庭料理はなるべく近郊の農家の人たちを応援する意味から、季節ごとの旬の野菜を調理して、若い人たちにも日本の食べ物の本当の味を知ってもらいたい。
先日近所のスーパーの前で、土つきの大根1本100円つい買ってしまった。こんな時は季節は春でも冬の定番、ふろふき大根を1本全部つくって食べましょう。


厚さ2〜3cmに輪切り、皮を厚めにむいて、米粒を少々いれた水でじっくり湯がく。時間は大根の質によってことなるが、くしでさして柔らかければOK。おとしぶたをして炊くとよい。炊き上がったら、おとしぶたごと冷水で冷ます。あとはだし昆布5cm角程度のものを入れた水につけておき、食べる前に温める。
味噌は各家庭に常備してあるものでよいが、我が家は赤味噌(豆みそ)と信州白みそ甘口と中辛の田舎みそをブレンドして弱火でみそだれをつくる。みそを酒でとき、砂糖を加えてじっくり温める。この時あせりは禁物、みそが硬いようなら酒を加えてゆく。水やだしを加えないので、冷蔵庫で保存すれば1週間はもつ。大根だけでなく、色々の料理に利用できるから便利。なんてったって名古屋人はみそが大好きです。
我が家には北側の小さな庭に山椒の木が植えてあります。春は木の芽を2枚ほど取って来て、料理の上にのせます。ベランダ
でも充分栽培できます。料理の格がワンランク上がりますよ。


大根はかぶらと異なり、煮てもあまり煮くずれしません。だから家庭ではプロのように面取りは必要ないと思います。下ゆでする時は少々や柔らかめがよい。
口に入れたとき、辛口の味噌とこなれてくちあたりが絶妙になる。
器:黒楽渦巻き紋