丹生官省符神社・正遷宮奉祝祭
26日:関係者の榊奉納、浦安の舞奉納、お白石神事、伊勢神楽奉納
27日:浦安の舞奉納、カラオケ大会、餅まき、神輿渡御の神事
丹生官省符神社・正遷宮奉祝祭2002年10月27日・神輿渡御の神事
丹生都比売神社では、紀ノ川の河口である和歌浦の玉津島への神輿渡御の神事があり、沖の岩でミソギをし、一夜を洞窟で明かして明日に天野へ帰ります。この「浜降り」「輿洗い」神事が簡略され伝わったと思われます。現在では毎年1回、神輿の行列が楼門から太鼓橋を渡って境内の祝詞台まで進み、神官がその石の台上に平伏して玉津島を遥拝します。
「玉川由来記」に、紀伊丹生川に「祝詞の石」があり、ここで祝詞が唱えられ、丹生明神が玉出嶋へ流された時という事になっています。

恒例の餅まきも終了し、いよいよ神輿渡御の神事です。神主を先頭に具物や堤灯、旗指物も仰々しく神輿行列が、目もくらむ石段を下り、丹生郷を練り歩き紀ノ川の河原へ向かいます。
この石段が人で埋め尽くされるのは初めて見ました。河原には結界が準備されており、形通りの祝詞をあげ、神事は無事終了しました。盛り沢山のお祭りも終わり、日暮れまじかまで秋の日を堪能しました。