昭和美術館
沿革
昭和13年12月に財団法人後藤報恩会が設立され、初代理事長後藤幸三氏が収集した美術工芸品や関係史料が、昭和53年5月昭和美術館として開館。
「文化の向上と文化財の保護に貢献する」を念願に氏が生前住居としていた現在地に開設される。
特色
昭和区の閑静な住宅地に、2,200坪の敷地を有し、庭園を散策すると四方から野鳥のさえずりが聞こえる。都会の中の自然林を感じさせる庭園は、
茶室への道すがらとなっており、風情漂わせる池と高低差のある露地は、茶人文人好みの雑木茂る森を感じさせる。庭園内の南山寿荘は茶室および書院で、
江戸時代名古屋尾頭坂あたり堀川沿い東岸に所在した、尾張藩家老渡辺兵庫規綱の別邸の一部とされている。館蔵品は1,000点(重文3点)で80%が茶道に
関するものである。
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