住  所:457-0026 名古屋市南区見晴町47(笠寺公園内)
電  話:052-823-3200
開館時間:午前9時15分〜午後5時
 休館日:毎週月曜、毎月第4火曜(休日を除く)
見晴台遺跡は、旧石器時代(約3,000年前)から中世にかけての遺跡です。もっとも栄えたのは、弥生時代後期(約2,000年前)から古墳時代前期(約1,500年前)にかけてで、台地の上にムラが作られました。台地の周囲には幅4m、深さ4mの大きな濠がめぐらされています。
この台地は、熱田台地、御器所台地、名古屋台地と連続して早くから人が住み、弥生式土器の北限であり、隣接する三河以東は縄文文化が色濃くのこっている。弥生時代は、大陸から米作りや金属器が伝わった時代で、当時の人々は竪穴住居にすみ、狩猟と採集に加え、農作業をして生活をしていたと考えられます。見晴台遺跡ではこれまで180軒以上の竪穴住居跡が発見されています。そのほとんどが重なりあっていることから、何回も建て替えられたようです。南面の森では、今もボランティアを募集して発掘作業がおこなわれております。
見晴台考古資料館:周辺は公園になっており、緑の多い良く整備された外観である。
内部の展示は時代ごとの特徴の説明がパネルでありわかりやすい。隣の竪穴住居の復元も興味深い。
台地のため戦時中は高射砲陣地であり、今も台座が近代史の遺跡として保存されている。
発掘作業は事前の申込み制で、手伝いたい人は電話で問い合わせるとよい。052-823-3200
名前の通りの見晴らしです。当時は西、南面はすぐに年魚市潟と呼ばれた海である。