前日は松本市と更埴市のそばを味わい、本日も絶好調のそば屋のはしご。
雨の新潟から山地にかかれば雪景色。今日はどんな「そば」に会えるやら。
平成12年11月27〜28日
長野県信濃町 そば工房「若月」:折からの雪景色の中で新そばを味わう。この店ではおかみの手打ちが売りで、旨い漬物にシンプルな付け汁、のど越しのよいそば。旨さの基準とするには丁度よい。薬味のねぎを入れすぎないこと。
上田市「おお西」:上田には29軒の「そばや」があり、「おお西」は北国街道沿いにあり、打ち棒が掛った修行道場の趣きの店内で、大将の打つ10割そばが売りです。奥が田舎そばでやや固めで朴訥、手前が更科と田舎の中間で食しやすい。色の差がのど越しの差。店を出てから更科も味わうべきであったと反省。
上田市「刀屋」:地酒屋のおかみに、池波正太郎の愛した「刀屋」を教えてもらいました。ここは、量が半端でなく、小・中・並・大と書いてある。先ほど「おお西」で食べたばかりで「そば湯」も飲みすぎたが、見栄をはり並を発注、同行者は中とひかえめ。写真の手前が並で奥が中である。他店なら二杯分はゆうにあり、小にすべきだったと反省しながらも、とにかくたいらげる。空腹時にもう一度味わいたい店である。
食いにあせって写真を撮り忘れたお店
更埴市「つる忠」:バラエティに富んだ品書きで、とりたてて感想はなし。試した「ざるうどん」は醜悪であった。
松本市「野麦」:若いが東京で修行した主の打つ10割そばは、ほのかな甘味を感じ秀逸な細打ちで、驚くことに断面が正方形であった。惜しむらくは端部の細すぎる麺がまじり、茹で過ぎの感はいなめない。しかもあまりに量が少なく、たかがそばにしては高価である。

「そば」といえば、信州信濃。関東方面や地元発信の熱心なHPも数々見られ、おまかせすれば良い事ですが、止むに止まれずアップロードしました。きしめん・味噌煮込み文化圏から刺客を派遣し(出張時に途中下車)、信越・北陸方面で食べ比べた「そば」だけを紹介させていただきます。推薦のお店、間違い箇所、ご意見等あればメールでご指摘いただければと思います。

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