〜Vol.1 川越の黒くて長い棒〜
はじめまして、”さすらひのGuitarBoy”です。
名古屋で生まれ育ち、高校卒業を機に名古屋を離れ、松本に4年、千葉に10ヶ月、東京中野で約7年、その後も数年はあちこち転居を繰り返し、そして今は埼玉県は川越という町に住んでいます。

名古屋を離れて十数年経ちますが、関東ではめったにやらない名古屋関連のTV番組をチェックしては、「あぁ、オレは根っからの名古屋人なんだ。」と再認識している今日この頃です。

●蔵の街
川越と聞いてどこにあるのかわかる名古屋人は、親戚や知り合いがいない限りまずいないだろう。
私もそうだったが、名古屋人の多くは埼玉と聞くとどこか小馬鹿にしたような感じがある。東京に対しては劣等感を抱き、必要以上に卑屈になってしまうくせに、埼玉には今だに「ダサイタマ」などと言って馬鹿にしまう。まあ、ここで名古屋人の解説をしても仕方がないので、「特派員レポート」の一発目は「蔵の街 川越で見つけた変なもの」を紹介します。

蔵づくりの町並み
川越について簡単にご紹介すると、まず「蔵の街」。江戸の名物「火事」に悩まされた川越の人々は、建物を蔵づくりにすることによって火事から家財道具を守り、火事に強い街を造りました。その街並みが現在もそのまま残っており観光客なども多く訪れます。続いて「いも(さつまいも)」。おみやげ屋などを覗くと「いも」に関するお菓子やグッズでいっぱい。いも饅頭、いもアイス、いもビール、キーホルダーからいもづくしの懐石料理「いも懐石」のお店もあります。その中で写真のおじさんが焼いているのは「焼きいもおにぎり 芋太郎」。100%いもを三角に握って、全面焦げ目が付く程度に焼きます。香ばしい匂いに誘われて一つ食べてみると、芋だけの甘さが口に広がり女性に大人気なのもうなづけます。私はやっぱりビールの方に足が向いて「いも発泡酒」(150円也)をいただきました。

「焼きいもおにぎり 芋太郎」

いもビール

菓子屋横町
●長くて黒い棒
川越の蔵づくりの街並みを少し脇にそれると、観光名所の一つ「菓子屋横町」があります。ほんとに小さな横町なんですが、昔ながらの駄菓子屋が軒を並べ、休日には飴細工の職人芸や獅子舞などが出て多くの人で賑わいます。

テレビでも紹介されたのでもしかしたら知っている人もいるかもしれませんが、ここの新名物が”黒くて長い棒”「大黒棒」です。実体は何かというと、むかしの駄菓子屋に必ずあった「ふ菓子」のおばけです。川越の街を歩くと、じいちゃんもばあちゃんも、若いカップルもちびっ子たちも、みんなこの棒を抱えて歩いています。
私は買ったことはありませんが、みんなあれを持って帰ってちゃんと全部食うのかなぁ。少し疑問です。

そんなわけで「レポートvol1」を終了します。
次回はいつになるかわかりませんが、また読んでいただければ幸いです。
それでは。