“地域住民とともに行う中央人ハンマダン(?)”  



  2002年5月24日(金)  “地域住民とともに行う中央人ハンマダン(?)”
(中央大学大運動場にて)

中央大学の総学生会が企画した地域住民とともに楽しむ文化イベント。毎年やっているらしい。
  今年の出演者はスルギドゥン、張思翼(チャン・サイク)、金龍雨(キム・ヨンウ)。



まず「中央大学プンムルぺ」の演奏でスタート。
韓国の伝統的な楽器4つを使った「サムルノリ」。呼吸を合わせて演奏する。
韓国の大学にはプンムルやサムルノリのサークルが一つはある。
2番目の出演者。“スルギドゥン”
小さくて見づらいけど・・・。  


1.短笙、テグム(横笛)
2.カヤグム(琴)、3.ヘグム(胡弓)
4.アジェン(弓で弾く琴?)、
5.ピリ(ひちりき)、テピョンソ(チャルメラ)
6.チャンゴ(日本の鼓を大きくしたような太鼓))、
7.モドゥンプク(日本の太鼓に似た形)
8.キーボード、9.ギター、10.打楽器各種


総勢10名の国楽室内楽団。伝統茶店や
伝統酒店、テレビなどからもよく聞こえてくる
国楽っぽい音楽はスルギドゥンの曲が多い。
お次の出演者は“張思翼(チャン・サイク)”


歌も人柄もとても温かい。いつもやさしく
笑っていて、舞台の上からお客さんに向って
「いつも幸せに…」というメッセージを送っている。
国楽歌手、という名前で活動している先生は、
テレビなどにはほとんど出演していないけど
若い世代のファンも多い。もちろん
おばちゃんファンの熱気はタダモノじゃない。
万人にやさしいけど、特に弱者に対する
心使いにはいつも感動させられる。
どうしたらあんなにやさしくいられるんだろう。

とてもとても大好きな先生です。
続いて“金龍雨(キム・ヨンウ)”


自称「若いソリクン(歌い手)」金龍雨さん。
民謡をアレンジして歌っている。スルギドゥンの
メンバーでもある。(ん?元メンバーか??)
3月4月に日本で全国4ヶ所で公演をして
その時に通訳で同行させてもらった。半月づつ、
合計1ヶ月に10回公演。楽しい仕事だった。
タダで日本に帰れて初札幌も果たした(*^_^*)。
また日本に連れてって〜〜。
最後にスルギドゥンが再び登場。
メンバーの張在孝さんが歌を歌った。



張在孝(チャン・ジェヒョ)さんは元プリの
メンバーでもある打楽器&アジェン奏者。
スルギドゥンでは打楽器各種を担当している。
長髪とヒゲが特徴のかっこいい兄ちゃん。
プリを脱退してからスルギドゥンでの活動や
個人的にはプロドゥーサーなどをしている。
久しぶりに会ったけど、元気そうでよかった。
この時期の韓国は昼間は暑くても夜冷える。風も強くてかなり寒かった。
でも国楽(伝統音楽)の公演はとても久しぶりだったので楽しかった。
しかも会場に行ってみたら知り合いばっかりだった。う〜ん、いつの間に
こっちの伝統音楽の世界にこんなに知り合いが増えたんだろう。

本当は、この公演をすごく見せたかった人がいた。スルギドゥンも張思翼先生も
その人がとても好きな演奏家だった。こういう公演を見るたびにその人の事を思い出す。
韓国に来る前はこんな風にスルギドゥンのメンバーや張思翼先生と知り合いに
なれるなんて思ってもみなかった。それが今では一緒に仕事をしていたりする。
うちの会社の所属である「プリ」にしてもそう。プリが99年に名古屋公演をしていなかったら、
今の私はない。その名古屋公演も、その人がいなかったらなかったんだよ、という話を
してくれた人がいる。だから、結局はその人のおかげで今私は韓国にいる。
今私はこういう仕事をしてるんだよって報告したら、きっと喜んでくれるだろう。
韓国の文化をとても愛している日本人だった。だからその人がとても見たがっていた
こういう公演を見るたびに、、、見せたかったな、、、、、、と思う。でもね、マッコリ片手に
見に来てるかな、って思ってみたりもするんだ。この公演もきっと見たよね。