2004年9月13日(月) 歌舞伎「第四十回記念 吉例顔見世」
〜十一代目市川海老蔵襲名披露〜

初歌舞伎!
名古屋御園座にて。
十一代目
市川海老蔵
錚々たる出演者
第一幕「熊谷陣屋」
主君の源義経から「一枝を切らば一指を切るべし」(桜の若木を大切にせよ)と書かれた制札(立て札)を受け取った熊谷直実は、敦盛を助けよという義経の心を察する。陣屋で熊谷は、息子の小次郎の初陣を心配して訪ねてきた妻の相模と、敦盛の敵を討ちに来た藤の局を前に、合戦の様子を物語る。やがて義経が陣屋を訪れ首実検をするのだが、この首は小次郎のものであった。熊谷は敦盛を助けるために我が子・小次郎を身代わりにしたのだった。戦の悲惨さと世の無常を描いた名作。
第二幕「口上」
裃姿の俳優が舞台に並び、今回襲名披露する新海老蔵と共に挨拶する一幕。新海老蔵の、成田屋に伝わる「にらむ見得」が見どころ。写真がボケたのが残念(涙)。
海老蔵提灯 第三幕「助六由縁江戸桜」
江戸で一番の伊達男助六(すけろく)と吉原一の花魁揚巻(あげまき)を中心に、当時の風俗が描かれた華やかな一幕。花魁(おいらん)の煌びやかな着物が見どころ。
御園座名物
最中アイス


もどる