2003年11月23日:名古屋から高速を使い1時間ちょっとで知多半島の先端の師崎です。途中、中部新空港への取り付け道路の分岐工事で渋滞にいらつきながらも丘陵地の紅葉が楽しめます。
快晴の知多半島、小春日和の伊勢の海です。かすかに見える三重県に思わず知らず深呼吸。
野間大坊:鶴林山大御堂寺、天武時代に役の行者創建、聖武天皇の時、行基により中興され、弘法大師も訪れた由緒ある大寺である。後に源義朝が平氏に破れた時、この地の家人・長田親子をたより逃げ落ちたが謀殺された。
義朝公墓所には風呂で殺されたことから、せめて木太刀でもあればとの思いから木刀が沢山奉納されており、周辺には頼朝公の延命を指示懇願した清盛公の母「池の禅尼」の塚、織田三七信孝墓所がある。また、義朝公の首を洗った「地の池」も現存している。
杉本健吉美術館:1905年(明治38年)生まれの名古屋在住の洋画家・杉本健吉翁(98歳)の作品を展示する。特別企画「秋の恵み」が開催されていました。天真爛漫な画風に堪能し、曼荼羅図に翁の筆を持つ姿を発見した娘は大喜びでした。美浜町の丘陵地の住宅街にひときわ質の高い建造物があります。内部の作品群は撮影禁止のため悪しからず。高台のため眺望が素晴らしく、雑木林に囲まれた溜池越しに伊勢湾の海が望まれる。翁は現在でも毎週1回は必ず美術館に来館されるらしい。