あゝ野麦峠  平成20年7月19日
  丹生川に行くのに野麦峠が一度見たいと遠回りした。途中、旧道があったので車を駐車して峠まで登った。雪深く凍てつく冬、こんな道を150キロ以上歩いたとは想像もつかない。

 江戸時代松本と飛騨高山を結ぶ道はいくつかのルートがあったが、この野麦峠を通る道は当時天領であった飛騨国高山と江戸を結ぶ重要な道で、米、清酒、ぶり、曲げ物などを運ぶ交易のルートとしても重要であった。
 しかしこの道が有名になったのは明治時代ここを通って飛騨地方の工女たちが製糸業の盛んな諏訪地方と往来する道としてである。現在はここの約1.3キロが史跡「旧野麦街道」として指定されている。(看板より)

村人がこの峠ごえで亡くなった人の霊を慰める為に建立した石仏(再建)

峠にある資料館、遠くの山は乗鞍岳 日本で一番高いところにある水準点(海抜1672.29m)
資料館で見た明治時代の工女の旅姿 テガタチドリ センジュガンピ
 

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