けんちん汁

コンニャク     1/2枚
木綿トウフ    1丁
鶏肉       100g
ゴボウ      1/2本
ニンジン     小1本
サトイモ     4個
生シイタケ    4枚
しょうが     厚めで皮つき2枚

だし     カップ  8
ミリン    大さじ  3
しょうゆ   大さじ  4
酒      大さじ  3
塩      適宜
ゴマ油    適宜
カツオと昆布だし(粉末だしのもとでも可)

「けんちん」とは中国から伝わった卓袱料理。現在では特に根菜類の野菜とくずした豆腐を具にした汁物を言う。味付けはショウユでも、みそ・塩だけでも構わない。けんちん蒸し、けんちん煮などがあるが、ベースとなる野菜と豆腐は欠かせない。
豆腐はまな板の上にクッキングペーパーに包み、重しをして水気をきる。
鶏肉は皮や脂身をとり、1口大にして短時間湯引きをして酒と醤油をふりかける。
コンニャクは熱湯でゆがき、手で1口大にちぎっておく。ゴボウはたわしか包丁の背で皮を軽くとり、ささがきに切り酢水につけアクを抜く。ニンジンは皮をむき縦半分にし、1口大に乱切りにする。
サトイモも1口大にし、塩でもみ水で洗ってぬめりを取る。シイタケは石づきを取って、半分に切る。

ショウガを皮つきのまま厚く切り、鍋にサラダ油を熱して炒め、香りがでたら取り出しておく。野菜類と鶏肉・コンニャクを入れて炒め、だしを加え、沸騰したら弱火にしてアクを取る。10分ほど煮てミリン・酒・醤油・塩を加え、弱火でサトイモがやわらかくなったら、トウフを手でつぶして、中火で一煮立ちさせ、ゴマ油を好みでまわしかける。味をみて塩を加えて味を調える。

鶏肉は皮の部分が美味しいとする人もいるが、野菜や他の材料と煮合わせる時は脂や皮の匂いが苦になるから取ることをおすすめする。カロリーも少なく、脂ぽっくならず、あっさり味になり、ダイエットにもよい。もったいないと思ったら皮だけ炒めて、一味と醤油を少々ふりかければ酒のつまみになる。
鍋に入れる前に湯引きしておくことも同じ理由だ。ここで1口大とゆう言葉が出てくるが、1口大の定義は女性が軽く口にほおばれる大きさです。

器:渦巻き紋黒楽